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第4弾 熱中症を予防する

熱中症は暑くなり始める時期に必ず耳にしますね。
毎年何人もの人が倒れたり、命を落としす危険なものなので正しく理解し、予防することが大切です。

熱中症とは

熱中症とは、簡単に説明すると高温・多湿で体温調節ができなくなり、身体に熱が溜まってしまうことです。
症状としては以下のようなものがあります。

熱中症の要因

熱中症を引き起こす要因として、「環境」「からだ」「行動」の3つがあります。
要因その①環境
気温・湿度が高い、風がない、日差しが強い、閉め切った屋内、急に暑くなった日などがあります。
本来人間の身体は、平常時は体温が上がっても汗や皮膚温度が上昇することで体温が外へ逃げる仕組みとなっており、体温調節が自然と行われます。
しかし、高温・多湿の環境下では汗が蒸発しにくいことや皮膚から外へ逃げる熱が少なくなります。
要因その②からだ
高齢者や乳幼児、肥満の方、体調不良の方、脱水・低栄養状態の方は汗が出にくい、体温調節機能の衰えにより皮膚から逃げる熱が少なくなるなど熱中症リスクが高くなります。さらに若く健康な方であっても二日酔いや運動・活動による体温上昇により熱中症のリスクは高くなります。
要因その③行動
激しい運動や慣れない運動、長時間の屋外作業、水分補給ができない状況などがあります。

上記3つの要因が体温の上昇と調整機能のバランスを崩し、熱中症を引き起こします。


熱中症を予防する

では熱中症を予防するにはどうしたら良いでしょうか。
予防のポイントを5つ紹介するので参考にしましょう。

予防のポイント①暑さを避ける
・できるだけ高温・多湿、炎天下での外出を控え、日陰を選んで歩く。
・外出時には、日傘、帽子を活用する。
・通気性がよく、吸汗・速乾性がある(綿や麻の素材の)衣類を選ぶ。
・エアコン、扇風機を活用する。
※特に高齢者の熱中症の7割は屋内で起きているため、注意が必要です。


予防のポイント②こまめな水分補給
・軽い脱水症状のときはのどの渇きを感じないため、のどが乾いたと感じる前に飲む。
・たくさん汗をかいたら水分だけでなく塩分も補給、市販のスポーツドリンクや経口補水液がおススメ。
※アルコール類やカフェインが多く含まれているものは水分を排泄する作用があるためお茶を飲むなら緑茶や紅茶ではなく、麦茶やほうじ茶が良いです。
・入浴前後、就寝前、起床後は必ず水分補給をする。


予防のポイント③急に暑くなる日に注意
・暑くなりはじめ、急に暑くなった日は危険(体が暑さに慣れていないため、汗をかくための反応が遅くなってしまうため)、梅雨明け後の数日間は要注意!!
・猛暑日や熱帯夜が3~4日続いた頃に熱中症は増加する。
・熱中症警戒アラートに注意する。(テレビの気象情報などでも発表されるため、確認しましょう。)


予防のポイント④暑さに備えた体力づくり
・日頃から汗をかく習慣をつけておくこと。
→日常的なウォーキングなどで汗をかく習慣や体力づくりをしておくことで暑さに負けない体を作ることができます。

予防のポイント⑤体調に合わせて行動する
・朝食や水分をとらずに、暑いところで活動することは避ける。
・寝不足や二日酔い、風邪、下痢の状態、心臓・肺・腎機能が低下している人は熱中症になりやすいため、暑いところでの活動は注意する。


おわりに

富士吉田市も以前は避暑地として有名でしたが最近では、夏日や真夏日となることも多く、熱中症のリスクが高くなっています。
熱中症は命を落とすこともある危険なものですので今回説明した3つの要因と5つのポイントを活かして、暑さを乗り切りましょう。

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健康長寿課 健康推進担当
説明:医療行政の調査・研究及び保健・医療関係機関等との連絡調整、訪問看護センターの管理、献血、富士北麓総合医療センター・臨床検査センターの管理、健康センター、健康づくり、食育の推進、妊産婦・乳幼児・成人・高齢者の保健推進、食生活改善の推進、地域組織活動の推進、感染症予防及び防疫、予防接種、発達の遅れのある幼児への支援に関すること。
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