ことばと発育のサポートルーム「ほっと」は、ことばや発達に課題を持つ子どもたちが、それぞれの力を十分に発揮して生き生きと生活できるように通級による指導形態をとっています。
ことばと発育のサポートルーム「ほっと」とは
ことばと発育のサポートルーム「ほっと」は、ことばや発達に課題を持つ子どもたちが、それぞれの力を十分に発揮して生き生きと生活できるように支援することを目的としています。
下吉田第二小学校にある、ことばと発育のサポートルーム「ほっと」は、南都留地区1市2町4村1組合が共同で設置している、通級による指導を行なう教室です。
通級による指導とは
ことばと発育のサポートルーム「ほっと」は、通級による指導形態をとっています。「通級」とは、現在通学している学校に籍を置いたまま、決められた曜日、時間に「ほっと」へ通ってきて指導を受けることです。国で認められている学校の教育課程の一部なので、学校の授業中に通級してくることもできます。その場合は、遅刻、早退扱いになりません。
通級にあたって
- 個別指導
子どもと教師の1対1の指導を行っています。必要に応じて小集団活動も行います。
- 保護者の送迎
通級児の事故防止に万全を期するとともに、その日の指導についてお伝えし、家庭でも協力していただくために、保護者の送迎が必要です。
- 指導時間・回数
子どもの状態に応じて異なりますが、指導時間は60分、週1回または月2回を原則としています。(自校通級は45分)
指導の対象
- 発音に聞き取りにくい音がある子
- 話をしない、または話しことばが少なく、ことばでうまく表現ができない子
- 口蓋裂などで、ことばがはっきりしない子
- 吃音のある子
- 人とのコミニュケーションがとりにくい子ども
- 知的に遅れはないが、特定の教科の学習だけが苦手な子
- 落ち着きがなく集中が続かない子
※ 本来は小中学生が対象ですが、早期発見、早期指導の観点から年長児の教育相談・指導も行っています。(指導は6歳から)
教育相談
- 電話相談
ことばと発育のサポートルーム「ほっと」では、毎日午前9時から午後5時まで相談を受け付けています。ことばや発達のことで相談したい方は、まずお電話を。
(教室直通 0555-23-6032)※指導時間中(午後3時~5時)は電話に出ることができませんので、ご承知おきください。
- 来室しての教育相談
電話相談を受けた後、必要に応じて直接来ていただき、教育相談・ことばの検査・面談等を行います。
(相談日は毎週金曜日 午前9時00分~ 隔週水曜日 午後4時00分~ ※小・中学生…放課後)
面談や検査結果によって、保護者が指導を希望される場合は、通級できる曜日、時間をうかがい、指導時間の調整をします。
入級が決定したら、指導曜日・時間・開始日についてこちらから連絡します。
指導内容
個々の状態に応じて違いますが、指導の内容や方法は、次のようになります。
- 意欲を育てる
ことばが育つためには、まず安心感と自分を表現したいという気持ちを育むことが大切です。遊びや活動を通して、楽しい雰囲気の中でお話をしようという意欲を育てます。
- 正しい発音や聞く力を身につける
発音を聞き分ける練習や正しく発音するための練習をします。また、口唇や舌などの動きを高める練習もします。
- ことばで表現する力を伸ばす
いろいろなことばを覚えたり、自分の思いや言いたいことをことばで表現できたりするようにします。
- コミュニケーション能力を高める
相手とことばを交わし、互いの気持ちを感じる体験を通して、社会性の発達を促進します。
※より良い学校生活を送ることができるように、学校訪問や在籍校の先生との懇談などを行います。また、保護者の了解のもと、在籍校との連携を密にしていきます。
※教育機関や医療機関との連携を図り、助言を受けながら、効果的な指導をするように努めていきます。
※保護者とともに勉強会をしたり、話し合ったりしています。
場所 下吉田第二小学校内
連絡先 0555-23-6032