本文
 教育研修所では、本市教育委員会の学力向上プログラム推進事業の一環として、児童生徒の学習習慣・基礎学力の定着と学習意欲の向上を図るため、夏休み期間中に学習支援者を各会場に派遣し、小学校4年生から中学校3年生の児童生徒へ学習支援を行う「富士子屋」を開校しました。
 「富士子屋」では、児童生徒が自主的に学習したい教材(学校で使用している教科書・ワーク・学校で出された宿題・プリント・「夏休みの友」等)を持参し、自主学習を行ったり、1学期の学習で理解が不十分な内容の補充学習を行ったりします。本年度は下吉田中学校、明見小学校、吉田中学校、富士見台中学校の4校を会場として行いました。学習支援者は、市内在住の退職教職員、市内小中学校に配置している学力向上支援スタッフ、総合教育支援員の方々で、合計18名に協力をいただきました。
 各会場とも10回開催し、約160名(延べ約660名)の児童生徒が参加して熱心に学習に取り組む姿が見られました。学習支援者のアンケート結果からは、児童生徒が自主的・意欲的に学ぶ様子が高く評価されており、これまでの確かな足跡の賜だと思われます。きめ細かな学習支援と指導に熱心にあたっていただいた学習支援者の皆様と運営や会場管理に協力をいただいた先生方に、心より感謝申し上げます。
本市の児童生徒に「確かな学力」を確実に身に付けさせるために、本年度の成果と課題をしっかりと検討し、「富士子屋」をより一層充実させていきたいと思います。
