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セアカゴケグモに注意してください
山梨県内におきまして、セアカゴケグモは、令和6年末現在、5例が確認されています。平成27年には富士吉田市内でも1匹が捕獲されています(その後市内で見つかったという報告はありません)。
セアカゴケグモはあまり攻撃性はありませんが、触ったりつかまえようとすると咬まれることがあります。毒を持っていますので、万が一、セアカゴケグモを発見した場合には、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いるほか、靴で踏みつぶす、熱湯をかけるなど、駆除することを最優先し、素手で捕まえたり、さわらないように気をつけてください。
平成27年に発見された固体
セアカゴケグモは、オーストラリア原産の体長0.7~1cmのクモです。メスは全体が光沢のある黒色で、背面に目立った赤色の縦筋があります。日本でも咬傷例が報告されており、ほとんどが軽症ですが、重症化することもあります。日本での死亡例はありませんが、オーストラリアでは死亡例があります(血清開発後の死亡例はありません)。
- セアカゴケグモに似たクモを見つけても、素手で触らないでください。
- セアカゴケグモは、日当たりの良い暖かい場所で、地面や人工物のあらゆる窪みや穴、裏側、すき間に営巣しますので、排水溝の内部やふたの裏、花壇周りのブロックの窪み、プランターの持ち手や裏、植木鉢の裏、自動販売機やエアコンの室外機の裏、浄化槽カバーの内部などに触れる場合は、軍手などの厚手の手袋を着用してください(ビニール手袋では防止できない場合があります)。また、屋外に置かれたおもちゃ、衣服、靴などに付着している可能性もありますので、注意してください。
- 駆除する場合、クモには家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)が有効ですが、卵のうには十分に効果がでないとの報告があり、熱湯をかける、靴で踏みつぶすなどの物理的な方法が有効です。
- 万一、咬まれた場合は、傷口をお湯または水で洗い流し、痛みを緩和させるため患部を冷やし、医療機関を受診してください。その際、かまれたクモの種類がわかるよう、できれば、殺したクモをご持参ください。
市内において発見した場合には、富士吉田市環境政策課(30-4153)または富士東部林務環境事務所環境・エネルギー課(0554-45-7810)までご連絡ください。
リンクはこちら
- 国立環境研究所 侵入生物データベース<外部リンク>
- 環境省のホームページ<外部リンク>