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健康コラム第12弾 CKD(慢性腎臓病)
CKDってどんな症状がでるの?
慢性腎臓病(CKD)は初期には自覚症状がほとんどありません。
それが、慢性腎臓病(CKD)の怖いところで、患者を増加させている原因でもあります。
放っておくと、どんどん進行して、透析療法や腎臓移植を行わなければいけなくなる可能性があります。
慢性腎臓病(CKD)が進行すると、夜間尿、むくみ、貧血、倦怠感、息切れなどの症状が現れてきます。
CKDを早く見つけるには?
定期的に健康診断を受け、尿や血圧の検査をすることが早期発見につながります。
特に尿たんぱく陽性の方は要注意ですので、病院でくわしい検査を受けるようにしましょう。
また、尿たんぱく以外にも血清クレアチニンやeGFRといった値でも腎臓の様子を知ることができます。
これらの検査項目は、富士吉田市で実施している集団健診の基本項目にすべて含まれています。
腎機能は、健康診断で検査されますが自覚症状が出にくいため、異常値があっても見落とされがちです。
腎臓の機能は、早期であれば治療で回復します。しかし、一度ある程度まで低下するともとに戻すことは極めて難しいです。
腎機能低下が進行し、一度透析治療などが必要となると二度と治療をやめることができなるだけでなく、仕事や日常生活にも大きく影響を及ぼします。
何も症状がないからと放置せず、正しく治療を受けることや腎機能を悪化させないような生活習慣の改善がとても大切です。