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マイマイガ除去にご協力ください
2020年に、富士吉田市内および近隣市町村においてマイマイガの大量発生が確認され、多くの相談が寄せられました。
マイマイガは約10年周期で大量発生を繰り返し、2~3年継続するといわれています。
今年以降の大量発生を抑制するため、ご家庭、事業所で卵塊(らんかい)を見かけた場合は、除去のご協力をお願いいたします。
マイマイガの生態
8月頃から翌年4月頃までを卵で過ごし、ふ化すると幼虫(毛虫)になります。
7月から8月にかけて成虫になり、数日のうちに産卵します。
卵は500個ほどのまとまった卵塊で産まれ、電柱や建物の壁などによく見られます。
また、成虫は水銀灯の照明や白っぽい外壁を好み、その付近に卵を産み付けます。
成虫の寿命は、1週間から10日ぐらいといわれています。
↑マイマイガの幼虫(毛虫)
↑マイマイガの卵塊(らんかい)と成虫
人体への影響
皮膚の弱い人、幼児などが毛虫に触れると体毛が刺さるなどの痛みやかぶれることがあります。
成虫からは毒が確認されていませんが、羽にあるりん粉が肌につくと、人によっては発疹の出ることがあります。
マイマイガ(毛虫、成虫)に直接触れないように注意してください。
駆除方法
駆除しても2~3日で新しい成虫が羽化してしまうため、一斉に駆除する有効な手段はありません。
卵塊や幼虫のうちに駆除をするのが有効な手段となっています。
底部を切り取った角型ペットボトルや硬いプラスチック製のヘラを使い、卵塊を削ぎおとします。
削ぎおとした卵塊は、土に深く埋めるか、燃えるごみとして処理してください。
卵の除去を行う場合は、卵塊の周りの毛が舞い上がることに備え、マスクやゴーグルをしてください。
私有地の害虫駆除等を市では行いませんので、ご自身で行うか民間の駆除業者へ依頼してください。
公共施設の敷地で卵塊やマイマイガを見つけた場合は、各施設管理者までご連絡ください。