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R5年度 中学生姉妹都市派遣報告
平成元年からスタートした“中学生姉妹都市派遣事業”ですが、新型コロナウイルスの影響により、令和2~4年は派遣 を中止せざるを得ませんでした。今年は4年ぶりの派遣となり、32回目を迎えました。今回も、全国各地から寄せられた【ふるさと納税】を財源として、14名の中学生と3名の引率者が訪問してきました。
派遣日程:令和5年8月4日(金曜日)~8月9日(水曜日)
コロラド州コロラド・スプリングス市
City of Colorado Springs, CO, USA
面積:505平方キロメートル (富士吉田市の約4倍)
人口:約483,000人(2021年現在)
時差:-16時間 (サマータイム:-15時間)
派遣スケジュール
8月4日(金曜日):富士吉田市発 コロラド州コロラド・スプリングス市へ ホストファミリーと対面
8月5日(土曜日):ホストファミリーデー
8月6日(日曜日):南コロラド日米協会主催パーティー
8月7日(月曜日):イエミ市長との面談 オリンピック・パラリンピックミュージアム見学 ガーデン・オブ・ザ・ゴッズ見学
8月8日(火曜日):ホストファミリーとお別れ デンバー市発
8月9日(水曜日):富士吉田市着
8月4日(金曜日)
いよいよ出発の日。家族、中学校の先生方、市役所職員など、多くの方に見送られながら、派遣団14名と引率者3名は富士吉田市を後にしました。成田空港から、コロラド州デンバーへ向けてのフライトは約11時間と長かったにも関わらず、映画を観たりゲームをしたり、睡眠をとったりと、各自ゆっくり過ごすことができました。着陸直前、ロッキー山脈上空の気流の激しい箇所を通過したため、かなり機体が揺れました。数名、体調不良を起こしてしまいましたが、空港スタッフのみなさんに大変よくしていただきました。中学生のみなさんにとって、最初の難関となったのが「入国審査」でした。何となく見た目が怖そうな入国審査官を目の前にドキドキが止まらなかったようですが、みなさん問題なく通過し、晴れてアメリカの地を踏むことができました!ここからバスで1時間半、コロラド・スプリングス市を目指します。関西出身の愉快なバスガイドさんのお話もほどほどに・・・疲れもあってバスの中ではしっかり睡眠をとりました。目が覚めるころ、ホストファミリーのお出迎えを受けながら、コロラド・スプリングス市へ到着!ここから、短いホームステイが始まりました。
8月5日(土曜日)
この日はホストファミリーデー。各自、ホストファミリーと一日過ごしました。動物園やショッピング、プールやゲームをして、楽しく過ごしました。ふたり一組でのホームステイ。英語でのコミュニケーションが取れるか、不安な生徒も多かったようですが、少しずつその環境に適応できていく自分自身の変化を感じることができたようです。
8月6日(日曜日)
滞在3日目。この日は、南コロラド日米協会主催のプールパーティーに参加しました。あるホストファミリーのご自宅で開催されましたが、とても大きなお家と大きなプール、アメリカンなパーティーにみんな大興奮でした!ポットラックパーティ形式(食事の持ち寄り)の食事を楽しんだ後、中学生はアカペラでの“富士山”と、ラッツ&スターの“め組の人”のダンスを披露し、大変盛り上がりました。その後、みんなでプールに入って大はしゃぎ!中学生のみなさんはとてもしっかりしていましたが、義務感を背負っているのではと思うくらい代表としての緊張感がありました。しかしこの日、無邪気にはしゃいでいる皆さんの姿を見ることができ、とても安心でき嬉しくなりました。
8月7日(月曜日)
滞在4日目。この日は、南コロラド日米協会のウェイン・スタウト会長ご夫妻の付き添いにより、市内観光を行いました。まず、コロラド・スプリングス市のイエミ市長とお会いしました。市長は、今年の6月に就任されたばかりで、富士吉田市からの訪問団では私たちが初めてお会いするという貴重な機会をいただきました。大きな体から出る優しい言葉で、派遣団ひとりひとりと挨拶を交わしてくれました。イエミ市長には、堀内市長からの手紙と、富士吉田市の織物を使ったネクタイ等をプレゼントしました。※写真右は、イェミ市長(左)と南コロラド日米協会のウェイン・スタウト会長(右)
その後、“アメリカ・ザ・ビューティフルパーク”へ移動し、姉妹都市締結50周年記念と60周年記念の際に堀内市長が植樹された、記念樹とプレートを見学しました。公園のバックにはパイクスピークがそびえ立ち、とても素晴らしい景観を堪能することができました。
記念樹の見学のあとは、“オリンピック・パラリンピックミュージアム”の見学をしました。例年だと“オリンピックセンター”を見学しますが、今回は2020年に開館したばかりのミュージアムの見学を行いました。とてもおしゃれで大きな外観で期待が高まりました。中の見学施設は、オリンピック・パラリンピックの歴史を感じるだけでなく、アスリートたちの超人技を体感できるようなディスプレイや、体験施設もあり、非常に堪能することができました。昼食のあとは、神々の庭と呼ばれる“ガーデン・オブ・ザ・ゴッズ”の見学を行いました。乾燥した空気と無数に広がる赤岩の形式は、地球上の景色とは思えないほど幻想的でした。
8月8日(火曜日)・9日(水曜日)
早朝6時、コロラド・スプリングス市を後にし、デンバー国際空港へ向かいました。お昼前の便に搭乗し、翌9日(水曜日)に成田国際空港へ到着、夜7時過ぎには富士吉田市へ到着しました。すべての行程がスムーズで滞りなくこなすことができたのは、中学生の皆さんが高い意識を持って行動してくれたおかげです。とても素晴らしい派遣団でした!