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指名競争入札の流れ
指名競争入札の流れをご説明します。
入札前
令和2年5月から、郵便入札を実施しております。入札前にご確認ください。
(1)入札対象となる案件
入札を行う案件には、工事・委託・物品の3種類があります。これらの発注案件のうち、次の金額を超えないものは随意契約によることができるとされています(地方自治法施行令第167条の2)。それ以外は特別な理由のない限り、原則として入札にかけます。
随意契約とは?・・・入札にかけず、適当であると判断した相手と契約を結ぶことです。
随意契約の範囲
工事又は製造の請負 | 130万円以下 ※現行は100万円以下 |
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財産の買入れ | 80万円以下 |
物件の借入れ | 40万円以下 |
財産の売払い | 30万円以下 |
物件の貸付け | 30万円以下 |
その他(委託業務等) | 50万円以下 |
(2)指名業者の選定
入札にかけることとなった案件は、富士吉田市工事請負入札者指名選考委員会にかけます。委員会は、指名競争入札にかける案件が出揃ったときに開催され、指名する業者を選定します。入札の指名業者は、入札参加資格審査申請登録をしている者の中から選ばれます。
(3)入札執行通知
指名選考委員会に基づき、指名された業者に入札者指名通知書を通知します。通知書には次の事項を記載しています。
入札者指名通知書
- 入札案件の名称、期間、場所、予定価格(事前公表のみ)
- 入札の日時、場所
- 前金払・部分払の有無、入札保証金・契約保証金の要否
- 最低制限価格の有無(工事のみ)
- その他注意事項
(4)設計図書閲覧期間(見積期間)
通知から入札までの期間を、設計図書・仕様書閲覧期間(見積期間)とします。建設業法施行令第6条に基づき、おおむね次の日数を設けます。(富士吉田市では指名競争入札に係る委託と物品に関しても、工事と同様に扱っています。)
- 500万円未満の工事・・・1日以上
- 500万円以上5000万円未満の工事・・・10日以上
- 5000万円以上の工事・・・15日以上
(5)設計図書・仕様書に対する質問書の提出
通常、現場説明会は行いませんので、設計図書・仕様書について質問がある場合には、指定日の午後5時までに契約課まで指定の質問書で提出していただきます。質問がない場合には、質問書提出は不要です。質問書は契約書類として扱いますので、契約書作成時につづります。
提出方法
電子メール、Fax、持参のいずれかになります。
電子メールの場合は、件名の先頭に♯(シャープ)記号をつけてください。
(例) ♯市道○○線改良舗装工事に関する質問について
電子メール送信先:kanzai-keiyaku@city.fujiyoshida.lg.jp
Fax番号:0555-22-0703
内容確認方法
指名業者からの質問に対する回答は、指定の日にホームページに掲載します。特に質問事項がなかった方でも、他者からの質問や、それに対する回答を閲覧することができます。質問が無かった場合は掲載致しません。また、インターネットを設置してない場合には、申し出ていただければ対応いたします。
(6)入札書の提出
郵便入札の場合、入札書及び公告等に記載した入札条件としている必要書類を封筒に入れ、入札日の前日午後5時までに郵送または持参してください。郵便で提出する場合は、二重封筒を用いてください。なお、入札書には税抜の金額を記載していただきます。
提出書類
入札当日
(7)受付
入札は所定の時刻、場所にて行います。郵便入札では、入札への立会いは任意です。基本的に入札会場に入れるのは、一業者ひとりまでです。
(8)委任状の提出
代表者以外の者(代理人)が入札に立ち会う場合には、委任状を提出していただきます。
受付時の提出書類
(9)落札者の決定
入札書に記載された各業者の入札金額を比較します。通常、入札金額の最も低かった者が落札者となります。
ただし、最低制限価格を設けている場合には、予定価格の制限の範囲内の価格で、最低制限価格以上の価格をもって入札した者のうち最低の金額をもって入札したものを落札者とします。
最低制限価格とは・・・契約内容に適合した履行を確保するために、設定する価格です。
最低制限価格の有無は、指名通知書に載せますが、入札後も価格は非公表です。
この価格未満の金額を記入した者は、例え入札金額が1番低くても失格となります。
入札後
(10)契約の締結
落札者(請負業者)と契約書を交わします。通常、入札日が契約日となります。また、当該通知を受けた日から5日以内に契約を締結しなければなりません。
市から請負業者への通知
入札結果通知書
請負業者から市への提出書類
- 現場代理人及び主任技術者届
- 現場代理人及び主任技術者経歴書
- 工程表
- 課税(免税)事業者届
- 前払金請求書(対象案件のみ)
- 中間前払金、部分払選択用紙(対象案件のみ)
- 建設リサイクル法関係書類(対象案件のみ)
上記の書類は「契約に伴う添付提出書類様式」からダウンロードできます。
(11)工事及び業務の開始
工事及び業務が開始します。通常、契約日の翌日が着工日(業務開始日)となります。契約日の翌日が土日・祝日の場合には、さらにその翌日が着工日(業務開始日)となります。落札業者は担当課と打ち合わせを始め、開始します。
(12)入札結果の公表
入札終了後、結果については次の方法で随時公表しています。
入札結果の掲載場所
- 市ホームページ(公表期間は、公表日からおおむね1年間)
- 山梨建設新聞(日本工業経済新聞社発行)