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富士吉田市・慶應義塾連携
本市と県、慶應義塾は、富士北麓の森林文化を基軸にして、この地より未来を先導することを目指し、イノベーションによる新たな価値の創造とこれに呼応した地域づくりおよび国際社会に貢献する人材づくりのため、それぞれの持つ力を十分に発揮し連携協力する協定を平成 19年12月4日に締結しました。
参考:慶應義塾と協定を締結しました
本連携により、これまでまちづくりに関するさまざまな事業を展開しています。
令和6年度
<魅力ある街のデザイン調査研究>下吉田えきまち研究会
下吉⽥駅周辺「下吉⽥えきまちエリア」の将来のあるべき姿の検討と、そのあるべき姿の実現に向けてのアクションを実践していくための公⺠学連携の研究会を定期的に開催しました。
「くらしと観光がお互いを高めあうまち」の実現に向けて地域住民や地域の事業者の方々と一緒に社会実験をし、将来像を考えました。
【えきまち研究会の様子】
下吉田えきまちエリアの提案書をまとめましたのでご覧ください。
「下吉田えきまち近未来ビジョンの提案」 [PDFファイル/9.52MB]
<関係人口創出と地域活性化に関する調査研究>「富士吉田の楽しみ方を伝えるスタイルランゲージ」
慶應義塾大学総合政策学部の井庭研究室と連携して市の魅力を発掘・発信する取り組みを行いました。
井庭崇教授と研究室の学生メンバーが、市内で8回のワークショップを実施し、自分なりの富士吉田市の楽しみ方や過ごし方、好きなところについて、さまざまな世代や立場の方を集めて語り合いました。
【ワークショップの様子】
そのワークショップで語られたことを、慶應のプロジェクトチームが9グループ・80個に整理し、キーワードをつけて 「富士吉田の楽しみ方のスタイル・ランゲージ」としてまとめました。ぜひご覧ください。
富士吉田の楽しみ方のスタイル・ランゲージ [PDFファイル/502KB]
スタイル・ランゲージとは
スタイル・ランゲージとは、パターン・ランゲージの方法から着想を得て井庭崇教授が開発した言語方法で、ある特定のテーマ・分野に おける多様なあり方・取り組み方のスタイルを記述し、それに名前をつけるというものです。
スタイル・ランゲージとして、それぞれがもつ「スタイル」を明示的に表現することで、他の人の発想を取り入れたり、そのスタイルの 良さについて語り合ったり、他の人に伝えたりすることが可能になるため、人々の暮らしがより豊かになるツールとして活用できます。
「富士吉田の楽しみ方のスタイル・ランゲージ」は、地域の方たちが自分たちの地域のよさを再認識し語り合うきっかけに、移住者や訪 問者にとっては地域の新たな楽しみ方を知るためのきっかけになるよう作成しました。 今後はこちらを活用したワークショップなどを計画しており、地域の魅力発信を推進していきます。
令和5年度
<魅力ある街のデザイン調査研究>まちづくり実験を実施しました!
「ヒモトキ・マチノリ~下吉田駅から始まる場と移動の未来~」として、新倉山浅間公園から下吉田中心市街地への人の流れを生み出す方策を検討する実験を行いました。
「場づくり」としては、下吉田駅前広場・旧機織工場・本町通り駐車場に飲食ブースや休憩ブースを作り、滞留空間を生み出しました。
「移動手段」としては、レンタサイクルポートや馬車乗り場を設置し、新たな移動手段について検証しました。
多くの方にご参加いただき、意見を集めることができました。結果について検証し、今後のまちづくりに活かしていきます。
<魅力ある街のデザイン調査研究>よこまちポスト企画展「さよなら、旧上吉田郵便局」を開催しました!
調査研究の一環で、令和元年に横町バイパスの旧上吉田郵便局をまちづくりギャラリー「よこまちポスト」として改修し、これまでさまざまな展示を開催してきました。国道138号の拡幅に伴い取り壊しが決定したため、これまでの感謝と、レトロ郵便局の記憶の継承を目指し最後の企画展を開催しました。2日間で700人以上が訪れ、最後まで名残惜しそうに写真を撮る方も。
いかに旧上吉田郵便局が地元の方々に愛されてきたのかわかるお別れの時間となりました。
<魅力ある街のデザイン調査研究>下吉田駅で調査研究の展示を行いました!
令和3年度より、新倉山浅間公園~下吉田駅周辺、小室浅間神社周辺地域の将来ビジョンを検討する調査研究事業を実施しています。
その調査研究の全体像や地域の読み解き、社会実験の結果等を下吉田駅のトーマスランド号をお借りして展示しました。
地域の方から観光客まで多くの方に来場いただき、この地域についてのさまざまなご意見をいただくことができました。
令和4年度
富士吉田市・慶應義塾連携に関する対話型報告会を開催しました
市と県・慶應義塾との連携協定締結から15年の節目に当たることから、令和5年3月6日にふじさんミュージアムにおいて「富士吉田市・慶應義塾連携に関する対話型報告会」を開催しました。
市からは堀内茂市長、堀内光一郎富士吉田商工会議所会頭、和光泰富士山三田会会長のほか、慶應義塾出身で現在は市内で活躍する合同会社OULO代表赤松智志氏、NPO法人かえる舎代表理事斎藤和真氏が、慶應義塾からは岡田英史常任理事、総合政策学部玉村雅敏教授、政策・メディア研究科の松橋崇史特任准教授、中島直人特任准教授、理工学部小檜山雅之教授ほかが参加し、15年間の振り返りと今後の展望について活発な意見交換が行われました。