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マダニによる感染症に注意!!

ページID:0012258 更新日:2025年10月23日更新 印刷ページ表示

県内で初確認されました

 令和7 年10 月20 日(月)、山梨県内で「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の患者が確認されました。県内在住者がSFTS に感染した初めての事例です。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは

 SFTS は主に、SFTS ウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染します。SFTS を発症している動物の血液や体液に直接触れた場合に感染することもあります。このため、患者はマダニの活動期である春から秋にかけて多く発生しています。
 潜伏期間は6~14 日程度とされています。主な症状は、発熱消化器症状(吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、下血など)、血小板減少等で、重症化し、死亡することもあります。

SFTSの予防策と治療方法について

 現在のところSFTSウイルスに対して有効なワクチンはありません。マダニに刺されないようにすることが重要です。これは、重症熱性血小板減少症候群だけではなく、国内で毎年多くの報告例がある、つつが虫病や日本紅斑熱など、ダニが媒介する他の疾患の予防のためにも有効です。


 草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る際には、以下のことに注意しましょう。
○帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等肌の露出を少なくする
○長袖・長ズボン・登山用スパッツ等を着用する
○足を完全に覆う靴を履く
○マダニが付いていないか確認する
 ・目視で確認しやすくするため、明るい色の服を着る
 ・上着や作業着は家の中に持ち込まないようにする
 ・屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認する
○虫除け剤を使用する

ダニに刺されたときの対処方法

○無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科など)で処置をしてもらいましょう。
○マダニに刺されたあと数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関を受診しましょう。

ネコなどの動物や野生動物からSFTS ウイルスに感染しないようにするために

 近年、SFTSを発症したネコやイヌの症例が確認されており、これらの動物の血液や体液、糞便からSFTSウイルスが検出されています。

○動物を飼育している場合、過剰な触れ合い(口移しでエサを与える、動物を布団に入れて一緒に寝ることなど)は控えてください。
○動物に触ったら必ず手洗い等をしましょう。また、動物のマダニは適切に駆除しましょう。
○飼育している動物の健康状態の変化に注意し、体調不良の際には動物病院を受診してください。
○野生動物は、どのような病原体を保有しているか分かりません。野生動物との接触は避けてください。
○体に不調を感じたら、早めに医療機関を受診してください。受診する際は、ペットの飼育状況やペットの健康状態、また動物との接触状況についても医師に伝えてください。


【厚生労働省ホームページ】

 

【山梨県感染症対策センターホームページ】


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