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重点対策外来種にご注意ください
富士吉田市では、近年市内でも確認されている外来種について、市民の皆さまへの情報提供と注意喚起を進めています。
特に、セイタカアワダチソウとオオブタクサは、国の「重点対策外来種」にも指定されており、放置すると生態系や人の健康に影響を及ぼすおそれがあります。
外来種とは?
外来種とは、本来その地域には生息・生育していなかったにも関わらず、人間活動により他地域から持ち込まれた生物のことを指します。
すべての外来種が悪影響を及ぼすわけではありませんが、中には以下のような問題を引き起こすものがあります。
- 在来の生物の生育・生息環境を脅かす(生態系への影響)
- 花粉症など人の健康への被害
- 農作物への被害や景観の悪化
市内で確認されている重点対策外来種
セイタカアワダチソウ(キク科)
北アメリカ原産の多年草で、秋になると黄色い花を咲かせます。繁殖力が非常に強く、河川敷や空き地などに群生します。
在来植物の生育を妨げるほか、一部の人にはアレルギー症状を引き起こすことがあります。
オオブタクサ(キク科)
同じく北アメリカ原産の一年草で、夏から秋にかけて開花します。
花粉が飛散しやすく、重度の花粉症を引き起こす原因植物のひとつです。セイタカアワダチソウと同様、市内の道路脇や空き地などで確認されています。
市民の皆さまへのお願い
- セイタカアワダチソウやブタクサを見つけた場合は、根元から抜き取ってください(再生力が高いため、根まで取り除くことが重要です)。
- 抜き取った植物は、燃えるごみとして処分してください。
- 花粉症の方や肌の弱い方は、手袋やマスクを着用のうえ作業してください。
- 私有地内の対策は、所有者または管理者のご協力をお願いします。