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スズメバチ対策について
ハチは「刺す」というイメージから怖がられたり嫌がられますが、花の受粉をしたり、草木の害虫を食べてくれる益虫でもあります。
いたずらに怖がることなく、その生態を理解して上手に付き合いましょう。

人の害にならないような場所に巣ができている場合や、ハチの種類によっては、そのまま放置することも可能です。
スズメバチについては以下の点に注意しましょう

・夏から秋は活動が活発になるので巣に近づかないことが第一です。
・大きな音や香水などの匂いに敏感なので刺激しないこと。
・万が一スズメバチに遭遇したときは、ゆっくりその場を離れること。
・ハチが寄ってきたからといって、手やタオルで追い払うことは大変危険です。

スズメバチが巣を作りやすい場所としては、
家の軒先、屋根裏、床下、戸袋(とぶくろ:雨戸を収納しておく所)、植栽(しょくさい:草木を植えている所)などがあります。
・家の軒下、天井裏、壁の中
・垣根、植え込みの中
・木の洞の中
・床下、戸袋の中
スズメバチの初期の巣(4月から5月ころ)

巣が小さいうちに駆除ができれば被害を最小限に抑えられるため家の周りをチェックしてみましょう!

ハチの性質
【活動期間、行動範囲】
スズメバチの活動期間は春から秋で、冬を越えることができず(新しい)女王バチを残して死んでいきます。
行動範囲は1キロメートルから2キロメートルといわれており、飛んでいるハチをみかけたとしても、その付近にハチの巣があるとは限りません。

【営巣活動】
ハチの種類によって営巣に適した場所は様々ですが、一度ハチの巣が作られた場所は、同種のハチが翌年も巣を作る可能性があります。同じ巣を使うことはあまり見かけません。
スズメバチが営巣する時期は4月から6月にかけてです。駆除が容易な初期段階で発見できるよう、特にご注意ください。

スズメバチは、むやみに巣に近づくとカチカチと警戒音を発し、ときによって攻撃してくることもあります。
その他のハチについては、直接触るなどの刺激をしなければ、攻撃してくることは基本的にはありません。
また、9月~10月にかけては、スズメバチの新しい女王蜂が誕生する時期で、働き蜂の警戒心も高くなり、攻撃性も高まります。

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『木酢液(もくさくえき)』を使ったスズメバチ・虫除け対策の方法

木酢液とは、木から炭を作る時にできる液体です。炭を作る際に出る水蒸気を冷やして、液体にしたものが木酢液です。
木酢液のにおいは、木が焦げたにおいです、野生の生き物にとって山火事ほど恐ろしいものはありません。スズメバチなどが木酢液のにおいを嫌う理由は、山火事を思わせる焦げた“におい”を本能的に回避しているものといわれています。

この生態を利用した木酢液を使ったスズメバチ対策として

臭いが気にならなければ原液のまま、気になる方は木酢液と水と1:1の割合にして薄めて下記用途で使い分けましょう。
・ペットボトルに入れて、数か所穴をあけたものを吊るしておく
・スプレー容器に入れて必要な時に噴射する。“ハチがよく来る場所や来てほしくない場所に噴射する”
・使用済みの芳香剤容器等を邪魔にならない場所に置いておく 中にメラニンスポンジなどを入れれば蒸発も防げ効果も長持ちします。



『トラップ(捕獲器)』を使った駆除方法

市販のスズメバチ捕獲商品や自作のスズメバチ捕獲器を利用したりすることで、スズメバチを捕獲することも期待できます。
4月から5月にかけて、冬眠から目覚めた女王バチが巣作りのために庭木等に飛来することがあります。
この時期にハチトラップ(捕獲器)を仕掛け、女王バチを捕殺することにより、営巣するのを防ぐ効果が期待出来ます。



ハチトラップの作りかた
材料
・ペットボトル(1.5から2リットル程度の大きさのもの)
・誘引剤(例)
 ジュース 300ml程度(果汁100%のオレンジやグレープ等)
 お酒 100ml程度(ワイン、日本酒、焼酎等)
 お酢 50ml程度
 砂糖 25g おおさじ3杯程度

作り方
①ペットボトル上部の3箇所くらい、H型の切り込みを入れ上部を外側に下部を内側に折り曲げます。
②誘引剤を、下から3~5cmくらいまでペットボトルに入れ、ふたを閉めます。
③直射日光の当たらない木の枝や軒下などの高さ2mくらいのところに、ペットボトルをひも等で吊るして設置したら完成です。


注:貼り紙などをして近づかないよう注意喚起しましょう。
※夏以降の設置は女王蜂以外のハチも引き寄せてしまうため注意しましょう!


スズメバチの巣駆除費補助金についてはこちら

市内に所有している一般住宅(併用住宅を含む)敷地内に営巣しているスズメバチの活動巣を駆除する人に駆除費用の一部を補助します。補助対象となる駆除は、市の指定業者が駆除した場合のみとなりますのでご注意ください。

掲載内容に関するお問い合わせはこちら
環境政策課
説明:地球環境保全対策、環境基本計画の策定及び進行管理、自然公園法、自然保護の施策、市民の省エネルギー対策、新エネルギーの導入及び利用推進、環境美化、公害防止、地下水資源、井戸設置の指導、空き地の雑草除去、環境調査に関すること。
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