”プレコンセプションケア”とは
プレ(pre)は、「~の前」、コンセプション(conception)は「新しい命を授かる」ことで、プレコンセプションケアとは「妊娠前からの健康づくり」を意味します。若い世代のすべての人が、将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康と向き合うこと、早い段階から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながり、未来のこどもの健康の可能性を広げます。
今は妊娠や結婚を考えていなくても、プレコンセプションケアを実施することで、今の自分がもっと健康になります。そして、人生100年時代と言われる今だからこそ、元気なからだとこころをめざすことは、自分のこれからの思い描くライフプランの実現につながります。
なぜ、今”プレコンセプションケア”と言われているの?
1)リスクのある妊娠の増加
若い女性のやせと肥満の増加、出産年齢の高齢化などから、リスクの高い妊娠が増加しています。プレコンセプションケアを行い、妊娠前にリスクを減らしていくことが、健やかな妊娠・出産や生まれてくる赤ちゃんの健康につながります。
2)不妊の悩みの増加
男女ともに「からだの不調を放置していた」や「生理痛を我慢していた」等が将来の不妊の原因につながることもあります。すべての人が、妊娠や出産に対する正しい知識を得て行動することが、将来の不妊のリスクを減らします。
3)人生100年の時代
こどもを持つ選択をする、しないにかかわらず、若い頃からの生活習慣の積み重ねにより、健康は培われます。プレコンセプションケアを実施することで、より豊かな人生と自分の希望するライフプランの実現につながります。
⇒”プレコンセプションケア”についての身近な相談窓口については・・・こども家庭センターで保健師・助産師・看護師等が対応します。