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ホストタウン交流事業 ユーチューバーが本市の魅力を世界へ発信!

〇●ホストタウン交流事業 ユーチューバーが本市の魅力を世界へ発信!●〇

 ホストタウン交流事業の一環として「インフルエンサーマーケティング事業」を実施しました。
 今回の取り組みは、フランス人が、現地の情報収集にSNSを用いて検索を行うことが多いことから、
本市の観光、歴史・文化、地場産業、教育など さまざまな分野における魅力をSNSで発信してもらうために実施しました。そして、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした訪日フランス人のインバウンドの増加につなげ、大会の後におけるレガシーの創出を図ることを目的としています。
 今回は、チャンネル登録者30万人を超えるYouTubeチャンネル『Ichiban Japan』の出演者・製作者として、フランス人に日本の文化や歴史を深掘りして紹介し、30万人を超えるチャネル登録者を有しており、フランス国内のテレビ番組などにも多数出演している、ギヨーム・ジャマル氏が本市を訪れ、取材をしてくれました。
 フランス人の中には、日本のアニメやマンガなどの影響もあり、日本人の暮らしに興味や関心を持っている方が多くいます。市内の観光資源や伝統的な織物産業の内容を加え、学校生活といった「日常」を紹介し、本市の魅力をギヨーム氏の視点から、フランス人の方々に発信することで、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で世界から日本が注目を浴びる中、富士吉田に興味や関心持つフランス人が増えていき、多くの方々に訪れていただける“きっかけ”をつくっていただきます。
 ギヨーム氏には、本市の持つ魅力を、主にフランス国内に向けてYouTube(動画配信サイト)をはじめとするSNSで紹介するために、4月から9月までの間に3回にわたり本市へお越しになり取材をしていただきました。滞在中は、富士学苑中学校・高等学校を訪問し、市内観光名所を巡るなど多くの交流が生まれました。
 ギヨーム氏は、訪れた先での出会いを大切にしていて、海外から訪れる人にとっては、観光名所に行くだけではなく、人との出会いから得られる経験を大切にしていることを強く感じました。そして、地域の魅力は、そこに住む私たちが「おもてなし」をしようとする気持ちによって、一層高められていくものであることをあらためて感じさせてくれるものでした。

〇富士学苑中学校との交流

 授業、昼食、掃除など中学校の一日に密着しました。午前は、通常の授業に加え、座禅や茶道といった日本らしさを感じられる授業を取材しました。日本の学校は、生徒が受け身で授業を聞いている印象を持っていたようですが、今回、実際に授業を見学して、生徒が積極的に発言して取り組む姿勢に驚いたそうです。生徒たちは7月に発刊した「おもてな市 富士吉田 ホストタウン会話集」を片手に積極的にフランス語で話し掛けていました。
 ギヨーム氏にフランスとの文化の違いなどの特別授業をしていただきました。生徒たちは熱心に話を聞き、質問するなどして交流を深めました。生徒の、「日本の良さは何ですか?」という問いに、ギヨーム氏は「ほかの人を尊敬する人が多いこと」だと答え、生徒たちにとっては、当たり前のことが世界から見ると誇るべきものだと感じるきっかけになったようです。
 憧れる人が多いユーチューバーの仕事をする上での経験談を聞き、「どんな仕事を目指すとしても、将来の夢に向かって努力し続けることが大切」と語るギヨーム氏の話を生徒たちは真剣に聞いていました。


ギヨーム氏による特別授業



昼食の時間もコミュニケーション



茶道の授業を取材


〇富士学苑高等学校 YouTu 部 訪問!

 全国でもまれな「YouTu部」を訪問しました。部員たちと動画制作という共通の話題で交流を深め、生徒からは「動画制作に重要なことは?」という問いかけに、ギヨーム氏は、「内容を深く調べることで、視聴者を惹きつけるものになる」と答えていました。また、生徒には、「日本の学校生活に、外国人は興味があるので、学校生活を紹介して英語の字幕をつけるなど工夫をすると、語学の勉強にもなり、外国人の視聴者も多くなる」と、アドバイスをしてくれました。交流の様子は、富士学苑高校のYouTube チャンネルで配信に向けて制作中ですのでお楽しみに!


■『富士学苑高等学校』YouTubeチャンネルはこちらです。
(今回の動画は現在準備中です。)


〇観光名所を散策

 新倉山浅間公園や北口本宮冨士浅間神社、御師の住宅などを訪れました。新倉山浅間公園から見える桜は、フランス国内でも非常に有名で、フランス人が「JAPAN」で最初に思い描くイメージが、新倉山浅間公園から眺める「富士山」、「桜」、「忠霊塔」で、日本を代表する景色の一つだそうです。その後、新世界通り界隈を散策し、ライトアップされた街並みの中、気に入ったお店に入り食事を楽しみました。また、フランス人は自然を好む人が多いことから、杓子山登山や明見湖公園や城山東農村公園も散策し、天候にも恵まれ富士山がよく眺められたことから、富士吉田の魅力を存分に堪能しました。


金鳥居・御師の街並みを散策



杓子山からの山頂から望む富士山と市街地



明見湖公園のアジサイを撮影


〇織物・染物工場を見学・体験

 光織物(有)の御朱印帳作りでは、何十種類もある生地の中からカバーとなる生地選び、製作する作業を体験し、工場見学も行いました。また、丸幸産業(株)では、タイダイ染めで染料をつけて乾燥させる工程を体験してオリジナル製品を製作しました。多くのフランス人にとって、言葉が通じなくても、その地域ならではの経験ができることは非常に価値があるものだそうです。工場以外にも、Q-STAにて開催されていた「傘展」でも、舟久保織物の伝統技法である「ほぐし織」の説明に耳を傾け、自分好み傘を選んでいました。


工場見学



タイダイ染物体験



Q-STAで開催されていた傘展


 滞在を終えたギヨーム氏は、本市の印象を「世界的に有名な、新倉山浅間公園からの富士山の眺望以外にも、多くの街の魅力があると思う。フランス人は、自然や歴史、文化などが好きなので、このまちにはその全ての要素があると思う。そのことを、フランス人に発信していきたい。」と語ってくれました。私たちの何気ない日常も、フランス人にとっては、好奇心をかき立てるものであり、訪れる観光客は、自身の国の価値観や文化と異なる文化に興味を持ち、旅先でしかできない出会いに期待を膨らませて来日します。
 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2021年には、東京だけではなく、市内にも多くの海外からの大会関係者や観光客が訪れることが予想されます。
 ホストタウン交流における取り組みが一過性なもので終わることなく、今後も交流をする機会が継続し、お互いの文化を理解し尊重し合うことで、国際交流を一層活発なものとしていき、レガシーとして引き継がれていくことを大いに期待しています。

 今回制作された動画は、10月からYouTubeで配信されています。
 視聴する際には、設定 『…』から日本語字幕を選択できますので、ぜひご覧ください。

🔴今回制作された動画はこちらです。
 動画で登場した場所は『Ichiban Japan』のホームページで紹介されています。
🔴『Ichiban Japan』のホームページはこちらです。
 (翻訳機能の性質上、翻訳内容に多少の誤差が生じる可能性があります。)


~★Profile★~


ギヨーム・ジャマル氏
日本に関するチャンネルでは、フランス人インフルエンサーとして最も有名。
毎回、日本での人との出会い、文化などを色濃く紹介。フランス観光局の公式Facebookの運用を務めていた経験もある。


掲載内容に関するお問い合わせはこちら
企画課 ホストタウン推進担当
説明:ラグビーワールドカップ2019日本大会及び2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の公式キャンプの誘致、及びその他必要な事務に関すること。
〒:403-8601
住所:山梨県富士吉田市下吉田6丁目1番1号
TEL:0555-22-1111
FAX:0555-22-0703