●(仮称)富士吉田南スマートICについて
東富士五湖道路の富士吉田ICと山中湖IC間における「(仮称)富士吉田南スマートIC」の設置については、高速道路の利便性向上の効果に加え、渋滞区間の交通分散が図られ、大規模災害時に迅速な広域避難対策や物資輸送活動の確保に大きく寄与するものです。
また、現在、静岡県側で進められている須走道路・御殿場バイパスについて、新東名高速道路との接続が図られることにより、広域ネットワークのアクセス性が向上し、東海・関西エリアまでの利用圏域の拡大が見込まれることから、「(仮称)富士吉田南スマートIC」の設置は、企業活動の活性化や観光振興の促進についても大きな効果が得られるものです。
●スマートインターチェンジの新規事業化までの経緯
平成27年6月 国土交通省はスマートICの準備段階(地方での計画検討・調整段階)において、国として必要性が確認できる箇所につい
て、国が調査を実施する「準備段階調査(国土交通省HPより)」に(仮称)富士吉田南スマートICを選定
平成27年9月 8日 第1回準備会開催 準備会を設立 南スマートICの概要、広域的検討、整備効果、接続位置の選定について協議
平成28年1月14日 第2回準備会開催 南スマートICの位置、機能と期待される整備効果について協議
平成28年2月25日 第3回準備会開催 南スマートICの構造の見直し、本線付加車線構造の見直しについて協議
平成28年5月19日 (仮称)富士吉田南スマートIC地区協議会設立総会及び第1回地区協議会を開催
平成28年5月27日 (仮称)富士吉田南スマートICについて新規事業化が決定
平成28年6月 6日 国土交通大臣より東富士五湖道路と市道農場線との連結許可
平成28年6月15日 連結許可書の伝達式開催
国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所長より富士吉田市長へ連結許可申請の伝達式が行われた
●路線名・管理・運営形態
①路 線 名 東富士五湖道路
②設置場所 富士吉田市上吉田
③構 造 本線直結型
④利用形態 一旦停止型フルインター形式(上下線ともに出入可)
⑤運用時間 24時間
⑥対応車種 ETC車載器を搭載した全車種(軽自動車・普通車・中型車・大型車・特大車。通行可能対象車長 L=16.5m)
●整備効果
・交通円滑性 :交通分散による渋滞緩和
・防災(地震) :支援物資集積施設(富士山アリーナ)へのアクセス向上
・防災(富士山噴火):避難経路の確保
・企 業 誘 致 :市域南東側への企業誘致
・観 光 振 興 :広域ネットワークの利便性による観光客誘致