圧力鍋には調理時間を短縮できるなどのメリットがある一方、使い方を間違えると大きなけがにつながることがあります。事故の多くは、高温の内容物に触れることによる熱傷で、治療に要する期間が1か月以上の事故も多く発生しています。圧力鍋はメーカーや機種によって構造が異なりますが、取扱説明書や注意表示をよく読んで使用し、事故を防ぎましょう。
共通した注意点
1.使用前には、蒸気口など圧力調整部分に詰まりがないか確認しましょう。
また、蓋と本体の間のパッキンにぬめりや劣化がないか確認しましょう。
使用後には、特に蓋やパッキンの汚れをしっかり落としてください。
2.水と食材を合わせて2/3以下、豆類・麺類の場合は水と合わせて1/3以下の内容量で調理しましょう。
3.完全に蓋を閉めた状態で調理を行い、鍋の中の圧力が下がったことを確認してから開けましょう。