photo 約400万年といわれる人類史のなかで、そのほとんどを占めるのは狩猟採集の時代です。
この永きにわたる人類史の中でわたしたちの祖先は、数々の道具や仕組みを発明しました。
農耕社会の成立する弥生時代は、食料生産技術の開発とともに、社会の仕組みが国家の
成立にむけて大きく飛躍する時代であり、それは古墳時代に初期国家を成立させる基盤
になりました。


●縄文文化の成立と地域性

今から約1万年前には、高度に発達した縄文文化が成立しました。生活用具のなかででは土器が発明され、食生活を大きく発展させました。市域では池之元遺跡と古屋敷遺跡での早期のムラが発見されており、竪穴住居や土器、石器などの生活用具が数多く出土しています。また、池之元遺跡では後期の敷石住居も発見されており、富士山麓周辺の山間部における縄文文化の地域性をしめす重要な資料といえます。
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尖底深鉢形土器/古屋敷遺跡
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注口土器/池之元遺跡


●弥生・古墳時代のくらし

今から二千数百年前、北九州に稲作が始められてから、コメ作りは急速に各地へ伝わりました。日本の各地に成立した農耕村落が根をおろした時代を弥生時代とよんでいます。コメ作りを東へと伝えた東海地方の弥生土器が市内の山ノ神戸遺跡などでも発見されています。また、甲府盆地に墳墓が構築されるようになる古墳時代には、池之元遺跡でも遺物が発見されており、当時のムラの姿や生活の様子を知ることができます。
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土師器台付甕/池之元遺跡


●奈良・平安時代の生活

公の施設として高床式の建物や寺院が建てられる一方で、庶民はあいかわらずの竪穴住居に住み続けていました。その大きさは、それ以前のものよりも小型化しました。生活用具は、煮炊き用の甕、飲食器としての碗、皿ともに土師器が主体を占めます。平安時代になると住居はさらに小さくなり、カマドは壁際に移ってきます。この時期の飲食器の中には、灰釉陶器が移入され、しだいにその比重が高くなります。