富士吉田市は、富士山北麓の火山性扇状地に広がっており、冨士さんの噴出した火山灰や溶岩流
に覆われています。海抜は市役所の所在地で約770mあり、豊な自然には恵まれているものの、山が
ちな地形と冷涼な気候のため、農業生産には必ずしも有利な土地柄ではなかったといえます。

●地質時代

今からおよそ二千数百万年前の、まだ日本列島が海の下であった時代に造山運動によってフォッサマグナ(大地溝帯)という大きな亀裂が列島の中央部にできました。この裂け目に沿って活発な海底火山活動が始まり、次第に海底を押上げて大地を形成しました。御坂山地はこの時に生れたものです。その後も火山は次々と活動を繰り返し、今から数十万年前の小御岳や愛鷹火山の噴火と、後の古富士の噴火によって、富士山を形成する土台ができあがりました。

●富士山の形成

小御岳火山等の活動から、しばらく穏やかな時期が続いた後、小御岳の南方で新たに古富士火山が活動を始め、小御岳と並ぶようになりました。そして今から1万年前に古富士の火口付近から再び噴火が起こり、現在の様な美しい形の富士山が形成されました。また、富士山はその形成過程の中で富士五湖をはじめ、溶岩洞窟や湧水などの自然景観をもたらしました。