photo 富士への信仰登山の最終目的は、山頂に至り、浅間大菩薩の聖なる地、内院(噴火口)を拝することです。山頂までの道のりにはさまざまな神仏が配置されており、登拝者は身を清め、長く厳しい道のりを経て山頂を目指しました。現在、富士山は、誰でも気軽に登れる山となっており、以前の信仰登山にかわって観光の山となりました。


●山内の信仰

富士山の登山道沿いには、いくつかの神仏が祀られており、独自の信仰空間が形成されています。たとえば昔かkら登山道を麓から草山、木山、焼山などと区分していました。それは、植生による違いだけでなく、それらの境ごとに大日如来や浅間神社が祀られ、世俗から聖なる場所へ次第に近づいていく各段階を示すための信仰的な意味を持った区分でもありました。その後、民間で信仰されている神仏が山内に持ち込まれ、時代により山内の信仰に変遷がみうけられます。


「富士山明細図」より
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二合目小室浅間神社
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八合目
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五合目中宮役場
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頂上薬師ヶ岳役場


●登山用具と山小屋

富士講の登山行程は、早朝、御師坊を出発したあと、三合目あたりで昼食をとり、六〜八合目の石室(山小屋)に泊まり、翌朝頂上を目指すのが一般的でした。
山内の夜や早朝は冷え込むため、ドテラを着用しましたが、このドテラや弁当を運ぶのは地元の強力よ呼ばれる人々です。
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菅笠
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五合目 天地界館
このあたりは森林帯と火山礫帯の境界付近であることから「天地の境」ともいいます。天地界館はそれにちなんでつけられた小屋です。この天地界館は昭和30年に七合目に移転し、現在の七合目トモエ館となっています。
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弁当箱